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環境のセットアップ

このサイトでは、Oracle Database を題材に DB セキュリティの基本〜実践を手順ベースで学べるようにまとめています。 このセクションでは、以降のチュートリアルを進めるための環境を準備します。

チュートリアルは Oracle Database 26ai FREE で実施できます。 FREE エディションは従来の XE(Express Edition)と比べてセキュリティ機能が多く開放されており、以下の機能を無償で試せます。

  • TDE(透過的データ暗号化)
  • Data Redaction
  • Oracle Label Security
  • Virtual Private Database
  • Database Vault
  • SQL Firewall
  • ファイングレイン監査

チュートリアルで使うコンポーネント

Section titled “チュートリアルで使うコンポーネント”
コンポーネント説明
Oracle AI Database 26ai FREECDB + PDB(FREEPDB1)構成のデータベース本体
SQLclsql コマンドで起動する Oracle の CLI クライアント。補完・整形機能あり
HR スキーマEMPLOYEESJOB_HISTORY などを含む公式サンプルスキーマ
SALES_APP ユーザーHR スキーマへの SELECT のみを持つ制限付きユーザー(アクセス制御デモ用)

まず最初に DB 本体とクライアントを用意し、各チュートリアルで必要になった段階でサンプルスキーマ・ユーザーを追加します。

  1. Oracle Database 26ai FREE の準備

    Oracle Linux 9 への RPM インストールを例に、oracle-ai-database-preinstall-26ai のセットアップから configure スクリプトによる CDB/PDB 作成、環境変数設定、リスナー確認までを行います。

  2. SQLcl のインストール

    dnf install sqlcl または ZIP ダウンロードで SQLcl を用意し、簡易接続(EZCONNECT)と tnsnames.ora を使った接続方法を確認します。

  3. サンプルスキーマ(HR)を準備する

    GitHub から HR スキーマのインストールスクリプトを取得し、PDB に hr_install.sql を実行して EMPLOYEESJOB_HISTORY など 7 テーブルを作成します。

  4. サンプルユーザーを準備する

    SALES_APP ユーザーを作成し、GRANT SELECT ANY TABLE ON SCHEMA HR でスキーマ単位の参照権限(23ai 新機能)を付与します。