1. Oracle Database 23ai FREEの準備#

DB23ai にてご利用いただける機能について#

Oracleが提供する新しい無償版バージョン「23ai FREE」では従来のXE(Express Edition)と比較して、セキュリティ機能が多く解放されており、気軽に試しやすくなりました。 TDE や Database Vault など、従来の無償版XEでは使用できなかった機能が使えるようになっていますので、ぜひ、お試しください。

使用可能な機能の一部は以下の通りです。

  • TDE

  • Data Redaction

  • Oracle Label Security

  • Virtual Private Vault

  • Database Vault

  • SQL Firewall

  • ファイングレイン監査

その他FREEで使用できる機能は こちら からもご確認いただけます。

DB23ai を使用できる環境について#

このサイトで紹介する手順の環境は主に無償版である23ai FREEを使用します。 23ai は以下の環境にてご使用いただけます。(2025年1月時点)

Oracle Cloud環境
  • Base Database Service

  • Exadata Database Service

  • Autonomous Database

オンプレミス環境
  • FREE(無償版)

  • Oracle Database Appliance

  • Exadata Database Appliance

ダウンロードサイト: https://www.oracle.com/jp/database/free/get-started/

DB23ai FREE の準備#

FREEでは以下の3種類で提供しています。

  • コンテナ(docker, podman)

  • VMイメージ(VM VirtualBox)

  • rpmパッケージ(Oracle Linux 8,9, Windows)

各インストール手順については、 こちらのドキュメント に記載がありますので、お好みの方法で環境を構築してください。

rpmでインストールする場合、 OCIチュートリアル でもインストール手順が紹介されていますので、ぜひ参考にしてみてください。OCIチュートリアルでの手順では表領域の作成手順は不要ですので、その前の手順までを実施してください。

FREEのライセンス制限

FREEでは処理に使用されるCPUは2コアに自動的に制限されます。また、RAMは最大2GBまでとなっており、使用可能な場合でも超過することはできません。
データの使用料は最大12GBであり、これを超えて増加すると「ORA-12954: リクエストが、最大許容データベース・サイズの12GBを超えています」というエラーになります。

関連リンク#